あなたに起きていることは、すべて正しい。
(1) これまで、天職ばかりと巡り会えた!
思い返せば、これまで、天職以外の仕事をしたことがない。と思っている。
すごく恵まれている、と思う。
こういうことを、いつも公言しているので、こう言われたことがある。
「あなたは天職だからいいけど、私にとっては違うんです。」と。
「あぁ、そうなのか」、と思った。
「こんな楽しい仕事、みんな天職だと思っている」とどこかで思っていたから。
すいません。
ただ、その巡り合い方を考えると、奇跡だと思えてくる。
就活で有名な会社に落とされ続けて、行き着いた先に、天職と巡り会った。
転職活動で有名でイケている会社に落とされて、その先に天職と巡り会った。
天職×天職の延長で起業したので、今は天職の中の天職。
つまり、ここから得られる教訓としては以下だ。
誰かに不合格にされたら、喜べ。誰かにあしらわれたら、喜べ。
きっと、その先にあなたにとっての最良が、ある。
その誰かはあなたにとって最良ではなかったのだ。
「あなたに起きていることは、すべて正しい。」
(2) その理由、というか方法。
タネを明かそう。
自分は「ただ運が良かった」と言っている訳ではない。
「天職というけれど、もっと合っていたものがあるんじゃない?」と思ってしまう人もいるだろう。その通り、答えなんてわからない。何をやっていても天職、運命に基づく経験を得られた、ということもできるし、「最悪だった」「間違えた」「人生の中で無駄な時間を過ごした」と考えることも、我々個人の自由なのだ。
多少、嫌な仕事だったとしても、天職にしてしまえ。そうすれば学べることは増える。
無理があると思ったら、「天職だ」といってしまえ。理由は後付けでもいい。
そうすれば、本当に天職になるものだ。
これを繰り返すと、
どんな不遇も
どんな報われないことも、
どんな逆境も、
自分にとって正しいこと(プラスになること、起きるべきこと)になるのだ。
これまで経験した仕事のすべてが楽しかったと思っている訳ではない。
喧嘩もしたし、イライラもしたし、能力不足も感じたし。
でも、どんな仕事も、絶対に1つくらいは面白いところがある。それにフォーカスして広げれば面白くなるのだ。
例えば、人に頼まれてコピーを撮り続ける仕事があったとしよう。これ自体は何も面白くないだろう。
でも、少し依頼者を驚かせてみるとしよう。
・相手の想像を超える、速いスピードで提出してみる
・相手の次の作業を先回りしてみる (例えば、言われていないが、ホッチキスと一緒に渡す、またはとめておくなど)
・3台のコピー機を並列で稼働させる方法を編み出してみる
こんなことを1つ入れるだけで、楽しくなるのだ。
そして、その内容に驚かれたら「コピー作業は、自分の天職ですから」と言えば良い。
(3) つまり、自己暗示。ってこと
「最悪だ、不運だ」と言って、愚痴を言ってもプラスは1つもない。
「最高だ、運が良すぎる」と言っても、マイナスは何1つない。
すべての事象を、運が良いこととして捉える。自己暗示する。そういう方法だ。
マイナスがなくてプラスがあるかもしれない、
こんな簡単で誰でも使える魔法を、世の中の80%以上の人が使っていない。
もったいない。
(4) 自己暗示のトレーニング
思い出してみよう。
最近、どんな嫌なことがあったか。
最近、どんな失敗をしたか。
最近、どんなイライラをしたか。
そして、肯定しよう。
それは、あなたが○○を学ぶための機会だったんだ。
これは、あなたが逆転のストーリーを作るための導入でしかなかったんだ。
これは、あなたが発奮するための十分な材料になった。
これは、あなたがやりたくてできなかったことに、開き直って向かうきっかけになる。
そうすると、もっと強烈なストーリーだったらより良かったな、と思ったりすることもあるだろう。ここまで思えれば、あなたの弱点は完全に消えている。
これを続けているとクセになり、習慣化する。
最近は、嫌な予感がする場所ほど、得られるものが多い気がしている。
例えば、人前で話すことに億劫になったりするときなど、多分、何かとてつもないリターンがある、と思えるようになるのだ。
「あなたに起きていることは、すべて正しい。」
そう考えれば、すべてがプラスになり、自分ごと化でき、チャンスに巡り会える。
私は、そう思う。