12年のサラリーマン生活から飛び出した社長のブログ

株式会社エフォートサイエンスの社長、村上のブログです。本ブログは私的なものです。

「迷ったら、苦しい方を選ぶ」という、とても楽な選択基準

私は、確か書籍から影響を受けたのですが、「迷ったら、苦しい方を選ぶ」ということをいつも意識するようにしています。

この方法に出会ったときは、まさに目から鱗でした。「こんな楽な方法があったのか」、と。

 

私は、何事においても自分が決定者になる場合、「決断のスピード×質×量」がアウトプットになると考えています。
と言うのは簡単ですが、現実は簡単ではありません。決断する情報が揃う前に判断しなければ、スピードが悪化しますし、早く判断すると質が悪化します。ですので、いつも、判断に迷って遅れてしまったり、早めに判断し過ぎた感があったりしました。

例えば、大学を選ぶ時、就職をする時など、私の中では、感覚を重視して早すぎる決断をしていた気がします。これらの決断を一切後悔していませんが、他の考え方もあったかな、と思ったりはします。

そこで、「迷ったら、苦しい方を選ぶ」という考え方が活躍します。
例えば、大学Aと大学Bで迷ったときに、一方は「楽しそうだけどスキルは身につかない」、もう一方は「スキルはバッチリ身につく、けど勉強が大変そう」というのがあったとします。
以前の私なら、それぞれの要素を点数化して、数字で比較していたような気がします。結果として答えが同じになるかもしれませんが、数値化といっても簡単ではありません。すべての要素を列挙して、何段階に分けるか、それぞれ重みづけして標準化する必要はないのか、など。そして、91点と89点で評価した時の煮え切らなさ。重みづけを間違えていたら、すぐに逆転してしまうという恐怖ですね。

ただ、「迷ったら、苦しい方を選ぶ」というフレームワークは素晴らしく効率的です。
まず、自分に質問します。「どっちの方が大変、または苦しいと思うか?」、以上。
先の例で行くと、大学Bで決定。

なぜでしょうか。
私は、人間の心理メカニズムだと考えています。人間は追い込まれれば追い込まれるほど頑張ります。多くのスポーツプレイヤーがビッグマウスであることも、自分を追い込むという意味では似ているのかもしれません。私自身をコントロールする手段として、この追い込みをよく使います。
そして、大変とか苦しいというものは大抵、なんとかなります。そして、なんとかした後には、その局面を乗り切る力を手にできます。

だから、苦しい方を選ぶのです。「迷っているくらいだったら、苦しい方にいっとけ」という表現の方が近いかもしれませんね。

もちろん、自分を制する力がとても強い方には、意味のないフレームワークかもしれませんが、私は偉大だと思う経営者の方は、会社の決定ですら、こういう基準でやっておられるのではないかと思うことがよくあります。

私もそういう決断ができる会社づくりと、そのために必要な自己成長を続けていきたいと思っています。

頑張ったことに「見返り」を求めてよいのでしょうか?

さて、今日は「頑張った見返り」というテーマについて書いてみようと思います。

 

確か、半年前ほどだったか「頑張ったことに見返りを求めるのがおかしい」という発言をとある有名人の方がされていて、一部では称賛されていたようですね。私は、半分共感し、半分違和感を感じました。

 

今回、社長をはじめてみて、しかも従業員なしの1人の会社の社長なので、がんばりなんて見てもらえる人はいません。誰も評価してくれません。でも、それでも頑張ったことに見返りを求めています。ただし、私は、見返りが返ってこないと思わないで済むように、以下のように考えています。(いや、正しくは言い聞かせてます。w)

 

・がんばったら、「がんばったと人に言われること」を見返りと思わないようにする。
・なぜなら、その構図は、①がんばる=>②うちいくつかが形になる=>③うちいくつかが目標にプラスに貢献する=>④うちいくつかが人に知られる=>⑤うちいくつかが人に褒めようと思わせる=>⑥うちいくつか人が褒めてくれる、みたいな感じでしょう。

・こんな先のことをを見返りと考えたら、当然返ってこないと思いませんか。

よって、こう思うことにしました。

「求める見返りは、がんばったら、がんばったという事実が残ること、以上。」

 

そして、それぞれのつながりの確率がなんとなく計算できるようになったら、あといくつ頑張れば、いくつが形になりそうだな、と見える。

「頑張ったのに」と言えるのは、それぞれの中間確率が外れ値を出した時。つまり、信頼度95%ならば、そんなことが起こるのは5%くらい(のはず)。

 

と考えると、一人でも気兼ねなく頑張れる気がしてます。本当に単純な人間です。笑

タイトルで期待させたものを裏切るような言葉で締めますが、

「どんな見返りを考えても考えなくても、その人が結果頑張れる気持ちになれたらOK。特に決まりはなし、以上」

 

以上。

ブログをはじめました

こんにちわ、エフォートサイエンスという会社の社長をしております、村上です。

 

これまで約12年雇われる側で仕事をしてきましたが、2016年1月に自分の会社を立ち上げさせていただきました。

そこから、色々学ぶことがあり、こういった思いを忘れたくないと思い、ブログを始めることにしました。(これから、いつまで続くか不安ですが)

 

ちなみに、Facebookのポストも使ってみようと思いましたが、どうも「いいね」の数を気にしていないつもりが、意識してしまう気がして、短い文章であまり拝啓のわからない一言では、今の気持ちは残せない気がしたので、ブログにしてみようと決めました。

 

まだ、立ち上げたばかりですが、今後どのようになっても、この思いの経緯を示したブログが、今後会社を立ち上げようと思っている人の参考になれる日が来るとうれしいと思っています。

 

気が向いた時に、読んでいただけると幸いです。