仕事で焦らない準備をするための、魔法の言葉。
2018年になった。
この1年も悔いを残さないために、仕事の進め方を書いておこうと思う。
<焦った時には、もう遅い>
結果が出ないと焦る。
焦ると、アウトプットがチープになる。
そして、結果がさらに出ない。
これは、わかっていても抜けられない、"焦りのループ"だ。
意識が高い人ほど、焦る。
できるかできないかもしれないことに挑戦していて、結果が出ないかもしれないことを選ぶから。
そして、真面目な人ほど焦る。
人に迷惑をかけているとか、人に不満を感じさせてしまっているとか、考えてしまうから。
焦ることは、悪くない。
ただ、重要なのは、「焦った時にはもう遅い」ということだ。
もう、その時点で、
自分の準備が足りてなかった。
自分のスキルが足りてなかった。
ということだ。悔しいけど、諦めよう。
ただ、諦める、というのは、「もうどうでもいいや」となれということではない。
スイッチを変える必要がある、ということだ。
もう踏んでいるフルアクセルをさらに踏む方法以外での解決策を探し始めるスイッチだ。エンジンはそのまま動かすが、着地点を変えたり、人を頼ったり、違う行動を行うスイッチを入れる。
最終的に需要なのは、本当にフルアクセルで動かしていたかどうかが重要なのだ。
フルで動かしていたとしたら、結果が出なくても、結果を出す力は確実に上がっている。だから次に同じことができた時の結果を出せる確率は高くなる。
<焦ることを避ける方法>
そもそも焦らない方がいい。
そのために、焦ることを避ける良い方法がある。
それは、他の誰かよりも、「自分が最大のプレッシャー」になることだ。
例えば、他の誰かがいう期限よりも自分がかけるプレッシャーの方が高い状態を作る。そんなイメージだ。
でも誰かより大きいプレッシャーというのは曖昧で、想像で設定すると時に外すこともある。
それを簡単にチェックできる魔法の言葉がある。
それは、「日本一、世界一の」という枕詞だ。これをつければ、大抵、最大になる。
今の仕事を同じリソース(資金、リソース、時間、能力)で、日本一、世界一のゴールを決めてそれを自分のプレッシャーにすることだ。(もちろん、リソースとか能力はこちらの問題なので、前提として、それを理解してもらっている必要はあるが)
これができれば、人に焦らせられる前に、自分が焦らせていることになる。そして自分が焦らせている状況を、人は焦るとは捉えないようだ。
「高い目標を掲げている。」という。つまりポジティブに捉えられるのだ。
そして、結果が出なくても、多くの場合、他者の合格ラインに届いていることは多いし、それでも届いていなくても、それこそ、次の同じ事象の結果創出力確率は必ず高くなる。
一方、こういう考え方をしていると、簡単な仕事を難しくしてしまうという副作用もある。なんでも世界一で考えてしまうから。
だから、自分が納得する結果なんて、ずーっと、出ないということも普通になってしまう。その覚悟は必要かもしれない。
常に「また、できなかったな」「能力不足だ」と思うことになるし、自分を「ホラ吹き」とすら思えてくる。
でも、それでいい。それぐらいでいれば、周りの人が慰めてくれるから、自分自身で慰める必要はなくなる。
できる能力がないのなら、目標を下げれば、と思う人もいるかもしれないが、どっちがいいかというと、できる方がいいに決まってる。
だから、目標を下げるのではなく、能力を上げることにフォーカスする。そのための最良の選択肢ということだ。能力を上げるには時間がかかる。当然、周りの人はそれを待ってはくれない。でも、いつか、その能力が追いつく日がくればいい。
本当の結果は最後にバンっと出ればいいのだから。
ゴッホみたいに死んだ後にバンっと結果が出ることもあるんだから。
本当に大事なのはその時にフルアクセルだったかどうかだ。それでしかない。